ここでは設計事務所へのよくある素朴な疑問にお答えいたします。
Q. 「建築士」と「建築家」は同じではないんですか?
A. 同じ様で少し違います。
「建築士」というのは資格の名称です。木造建築士、2級建築士、1級建築士、と3通りあって、それぞれの資格に応じて設計できる建物の種類や規模が決められています。
しかし、建築士の資格をもった人がすべて設計の仕事をしているわけではありません。建築会社で現場管理をしている人・役所で営繕を担当している人・学校の先生・主婦をしている建築士もいるわけです。
「建築家」というのは設計事務所で設計や工事監理を専門にやっている者で、自他ともに「建築家」と認めた人の事です。
Q. ハウスメーカーや工務店に頼むデメリットとはなんですか?
A. 「設計した者」と「作る者」が一緒(ハウスメーカーなど)だと
お互いが「都合」を合わせてしまいがちです。
日本では、建築士法によって「建築士でなければ建築の設計をしてはいけない」と定められています。また、建築士は「工事が設計どおり行われているか監理を行い、設計通りでない箇所があれば施工者に注意を与え、それに従わないときは建築主に報告する」ことになっていますが、果たして、チェックをすべき者とされる者が同一の場合、それは適正に行われると言い切れるでしょうか?
Q. 建築家に頼むと設計料分が余計にかかるのでは?
A. 余計にかかっている訳ではありません
どんな建物でも設計図がなければ建ちませんから、そのためには必ず費用は発生しています。設計料こみこみ合計での営業をしているかどうか、と言う事なのです。建築家の場合は設計と建築、別にお支払いいただく結果、はっきりと内訳がわかるのです。
Q. 建築家の設計料や監理料ってどのぐらいかかるの?
A. 住宅の場合、目安として工事費の8〜15%・規模によって多少変わります。
建築家の設計料や監理料は、そのほとんどがそれに要する人件費です。ですから、手間のかかり具合によって金額が決まります。工事費が2億〜3億といった規模の場合は5〜7%。オフィスビルなどは住宅に比べて手間がかかりませんので料金は低くなります。医療施設などは住宅を同じくらいに手間がかかります。
Q. 小さくて安い建物もやってくれるの?
A. 勿論です。
他にも厳しい条件があるとして、それを解決するための柔軟性を持っているのが建築家と考えています。
Q. 建築家に頼むと奇抜なデザインになってしまうのでは?
A. あくまでも施主さんの希望にそって作り上げるものですので大丈夫です。
よく雑誌やテレビで見かける建物は、人々の興味をそそる切り口での伝え方になりがちです。そのためそのような印象があるのかもしれません。しかし、実際には依頼主と建築家とが1:1で密接なコミュニケーションをとりながら進められるものなので、依頼主であるあなたの意向から大きく外れたものは生まれてこないのです。
Q. 「普通」でいいんだけど、、、。わざわざ建築家に頼むメリットって何?
A. 依頼主であるあなたの為の こだわり・使い勝手を考えた、この世で一つのものが出来上がることです。
そもそも、「普通」という言葉はとても曖昧なものです。本人にとって何が「普通」なのか、実は1000人いれば1000人が違うかもしれません。普段意識していないそれらを引き出し、提案をすることで、納得のいくものを一緒につくりあげていくそこに最大の魅力があります。
